2008年04月10日

むかし女がいた

むかし女がいた (新潮文庫)
本屋をぶらぶらするのが好きです。気がついたら2時間過ぎてた!ってこともしばしば。
本を選ぶ動機はその時の気分とかさまざまですがこの本はタイトルに惹かれて手に取った。
最近読む機会が多い瀬戸内寂聴さんが解説を書いていたので迷わず買ったけど大当たりでした。
私、自分が女だからなのか断然女流作家モノが好きです。
大庭みな子さんはこの本で初めて読んだけどすっかり引き込まれてしまいました。
むかし女がいた・・・で始まる伊勢物語女性版のような28編のショートストーリー。
その女は夢見る少女であったり、欲深い女であったり、無気力なだらしのない女だったり、諦めることに慣れてしまった女だったり、そして、それはとある女の一生の話なのか、別々な女の話なのか作家本人の話なのか、そしてそこは現代の事なのか戦時中の事なのか日本の事なのか異国の事なのか、本当の事なのか作り事なのか・・・読み続けていくうちに深い沼に足を取られて身動きできなくなっていくような不思議な感じ。
どの女も怖いです。まんまと大庭みな子ワールドに嵌ってしまった。
以前読んだ「ほとんど記憶のない女」に引き続きの「女」シリーズ。1ヶ月掛けてやっと完読!!
☆☆☆☆4つ!
posted by madam reiko at 18:12| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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